平城京 に 都 を 移 した 天皇
- heidi518skyles19
- Sep 25, 2022
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平城京 平安京遷都への経緯 平城京から長岡京への都の遷都は、多くの問題がありました。 貴族や僧たちが都の移転に強く反発したのです。 奈良から都を移すことで、自分達の有益な立場が奪われるのではと恐れたからです。 桓武天皇に長岡京への遷都を提案した藤原種次(ふじわらのたねつぐ)は、工事中に謎の死を遂げました。 遷都を良しとしない者達により、暗殺されたのです。 その暗殺犯の中に、桓武天皇の弟の早良親王 さわらしんのう がいたと疑惑をかけられました。 早良親王は幽閉され、疑われたまま亡くなりました。 無念の死でした。 こうした中、都は長岡京に移されたのです。 ところがその後、長岡京では不吉なことが起こり始めました。 河川の氾濫による洪水や疫病により、都は甚大な被害を受けました。 人々は早良親王の祟り(たたり)だと騒ぎたてました。 こうした経緯もあり、不吉な長岡京から、また新たに都を移す計画が出されました。 それが平安京遷都です。 平安京と桓武天皇 平安京は、現在の京都市街に建設されました。 794年から1869年の東京都への首都移転まで、日本の政治中心地として栄えます。 桓武天皇はその地であらゆる改革を行います。 貧しい民には兵役の義務を免除しました。 唐の勢力が弱まり、東アジアへの緊張感が緩んだためです。 貧しい民は兵役の義務が解除され、口分田(くぶんでん)の耕作に集中出来るようになりました。 各国の国司へ対する監視を強化し、正しい政治を行うように力を尽くしました。 日本に新たな仏教を取り入れ、仏教と政治の癒着(ゆちゃく)を解消しようと努力しました。 また、東北にいた蝦夷(えみし)を征服し、律令国家に組み入れました。
藤原京、平城京、長岡京、平城京の違いとは?場所や特徴を解説!
長岡京とは。 時代や場所、造りなど概要を解説! 長岡京は、平城京から北に40km、平安京から南西に10kmの場所にある山城国乙訓郡の都です。 現在の京都府向日市、長岡京市、京都市にあたります。 第50代・桓武天皇の勅命で、784年に平城京から遷都されました。 長岡京の近くには、京都盆地に繋がる桂川や、琵琶湖に繋がる宇治川、平城京のある大和に繋がる木津川が合流して淀川となり、大阪湾に流れるポイントがあります。 桓武天皇は、遷都と同じ784年に「山崎津」という港を造営。 各地の物資を円滑に運び込むことを可能にしました。 平城京 に 都 を 移 した 天皇 建設途中で放棄されたと考えられ、長年にわたって「幻の都」とされてきました。 その存在を裏付ける大内裏朝堂院の門跡が発見されたのは、1955年のこと。 その後、1962年に大極殿の跡が発見されるなど調査が進み、1964年に国の史跡に指定されました。 調査の結果、長岡京は従来の説とは異なり、都としてほぼ完成していたこと、さらに東西4. 3km、南北5. 3kmという平城京や平安京に劣らぬ規模をもっていたことが明らかになっています。 都の中心には長岡宮へ繋がる朱雀大路があり、南北方向に4本、東西方向に9条と碁盤目状に道路が作られています。 それぞれの区画が官衙、市、貴族の邸宅などに割り振られていました。 また各家に井戸があったこともわかっています。 水運による物資輸送、そして豊富な水資源に恵まれた長岡京は、いわば「水の都」だったのです。 平城京から長岡京に遷都された理由とは 桓武天皇が平城京から長岡京への遷都を決断した理由は「既存の仏教勢力や貴族勢力と距離を置くため」「新京の周辺地域を治める渡来系氏族との関係を構築するため」「皇統が天武系から天智系に戻ったことを世に示すため」などの説があります。 実際には、遷都という大規模な事業の目的がひとつだけではないはずですが、なかでも特に大きなウエイトを占めていたのが「平城京が抱えていた欠点の解消」です。 欠点のひとつ目は、物資の輸送が難しかったこと。 菅野真道などが797年に編纂した『続日本紀』によると、桓武天皇は側近の藤原種継に対し、遷都先の第一条件として「物資の運搬に便利な大きな川がある場所」を挙げていました。 もともと平城京における物資輸送の玄関口は、難波津。 しかし海岸線が土砂の堆積によって徐々に後退し、762年には難波津で遣唐使船が座礁するなど港としての機能を失いつつありました。 人口が多く自活できない都にとって、物資の輸送は生命線。 桓武天皇は、三国川の河口に着目し、長岡京遷都と同時に淀川と直結させる工事をおこなっています。 また平城京は、水資源が少ないという欠点も抱えていました。 主な水源は平城京内を流れる佐保川だったと考えられていますが、最盛期には20万人を超える人々が暮らしていたこともあり、井戸水は枯渇。 河川は生活排水による汚染が進
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